食生活指針 wikipedia|無料辞書
食生活指針(しょくせいかつししん:Dietary guidelines)とは、どのように
食生活を組み立てればいいのかを示した指針である。食生活指針は、
栄養士のような専門家でなくても活用できるように策定されている。1980年ごろから、
糖尿病などの
生活習慣病や、
がんや
心臓病などの主要な死因に関係する
病気と食生活とのつながりが科学的にはっきりしてきたため、そのような病気を予防することも主な目的である。
◆日本
・
1945年(昭和20年)8月15日の「
食生活指針[『復刻昭和二十年八月食生活指針』 農山漁村文化協会、2002年3月。ISBN 978-4540011894。]」は、
戦争当時の食糧難を切り抜けることを目的としている。
主食には
玄米が推奨され、
雑穀や
野草など食糧になるものについて言及されている。
・
1985年(昭和60年)
厚生省は、「
健康づくりのための食生活指針[『健康づくりのための食生活指針-解説と指導要領』厚生省保健医療局健康増進栄養課、第一出版、1986年5月。ISBN 978-4-8041-0327-7][[外部リンク] 若さを保つための食事一日30食品を目標に (健康ネット )]」を策定する。生活習慣病の予防などを目的としている。指針の一部を抜粋する。
・一日30食品を目標に
・動物性の脂肪より植物性の油を多めに
・こころのふれあう楽しい食生活を
:
カルシウムの摂取源として、乳製品、骨ごと食べられる魚、海藻が挙げられている。
:
QOLの向上を指針に入れていることも特徴的だとされる。
:「一日30食品を目標に」という指針は実行が難しく過食になりやすいという意見があった
[渡邊昌『食事でがんは防げる』 光文社、2004年4月23日。ISBN 978-4334974411。70頁。]。
・1990年、厚生労働省によって多目的コホート研究(JPHC Study:Japan Public Health Center-based prospective Study)が開始される
[[外部リンク] JPHC Study]。
・主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
・ごはんなどの穀類をしっかりと。
・脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
・牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。
・塩辛い食品を控えめに、食塩は1日10g未満にしましょう。
:抽象的で実効性が乏しいという意見がある。
・全カロリーの27.1%占めている脂質を、25%以下に減らす。
・13.5g摂取している塩分を10g以下に減らす。
・292g食べている野菜を350g以上に増やす。
・牛乳・乳製品、豆類、緑黄色野菜からのカルシウム摂取量をそれぞれ増やす。
・多量に飲酒する人を減らす。未成年の飲酒をなくす。
・
2006年(平成18年)2月 厚生労働省は「
妊産婦のための食生活指針[[外部リンク] 妊産婦のための食生活指針 「健やか親子21」推進検討会 (厚生労働省)]」と「妊産婦のための食事バランスガイド」を策定する。食事を十分に摂取することや、有害な
水銀の蓄積が多い大型魚を食べ過ぎないようにするという注意がある。
◆世界保健機関の報告
:主に肥満、
2型糖尿病、心臓病、がん、歯科疾患、
骨粗鬆症と食事との関連についての調査である。
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